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ぱるる [芸能]

ホラー映画「劇場霊」(11月21日公開、中田秀夫監督)が「第21回エトランジェ映画祭」に招待作品として上映され、「ぱるる」こと主演のAKB48・島崎遥香(21)が舞台あいさつに立った。8月7日にぜんそく悪化から休養に入って以来、約1か月ぶりの仕事復帰。生まれて初めて欧州の地を踏んだ島崎は海外映画祭へも初参加。現在の心境についてフランスに掛けてか「仏になった気分」と独特の表現で語った。

500人が詰めかけた熱気あふれる会場。世界初公開となった「劇場霊」の舞台あいさつに立った島崎は、観客のスタンディングオベーションと万雷の拍手で迎えられた。

特訓した仏語で「ボンソワ。ジュマペル・ハルカ・シマザキ(こんばんは、島崎遥香です)」。そして「アプレ・モア・パルル(ぱるると呼んでください)!」と問いかけると「パル~ル」のかけ声が何度も飛んだ。日本語で「昨日覚えたフランス語、伝わりましたか?」の声には、会場から「ウィ(はい)」の声が。これには島崎も感激の表情で「もう、言うことはない!」と満面の笑みを見せた。

この舞台に立つまでには苦しみがあった。8月7日、AKBイベント中にぜんそくが悪化し、そのまま休養。今月16日のじゃんけん大会も、欠場する。取材に応じた島崎は「(休養前の)3か月間、強い薬を飲んでましたけど、せきが全く治らなかった」と告白。「由依(横山由依)が私について『休んだ方が良いんじゃないか』とスタッフに進言してくれたんです」と仲間の気遣いに感謝する。

その後は自宅に閉じこもる日々。医師からは「楽しいことをした方がいい」とアドバイスを受け、できるだけ外出しようと心がけた。心配したAKBの島田晴香(22)からは、毎日のようにご飯などへのお誘い。「まるで私のお母さんみたいで、うれしかった」。現在は「完治したわけではない」と話すが、活動再開できるまで症状も治まった。

復帰については「大丈夫なのかな」と思わず本音も。それでもAKBグループのことや自分自身の将来などを考えることができた貴重な1か月だった。それを経て出てきた言葉は「私もいろいろ悟りを開きました。仏になった、私は!」―。仕事復帰の場となった初めてのフランスで、文字通り“仏”へ進化。晴れやかにおだやかに語った。

多忙な映画祭の合間を縫って、パリの街歩きも満喫した。テレビなどでピース・綾部祐二(37)好きを公言しているが「ここには綾部さんよりカッコイイ人、たくさんいる!」。ストレートな“ぱるる節”が、完全復活の証しだったようです
タグ:ぱるる

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