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HKT48 [音楽]

初劇場公演から5周年を迎えたHKT48の魅力の秘密を掲載する第2回。シングル選抜とセンターの抜てき、そして彼女たちの強みである冠バラエティの歴史を振り返ってみます

 選抜総選挙がAKB48グループ全体での戦いだとすれば、HKT48内での熾烈な競争が繰り広げられるのがシングルの選抜メンバーだ

 AKB48では総選挙前のシングルなどで、通常16名の枠が30名前後に増員されるが、HKT48ではこれまですべて16名のみが選ばれて、メンバーが増えるごとに狭き門になっている。9thシングル『バグっていいじゃん』(17年2月リリース)では、選抜メンバーが大幅に入れ替わり、16年に加入したばかりの4期生4名を含む、半数の8名が初選抜入りを果たした

 センターポジションを固定しないのもHKT48の特徴だ。9枚のシングルで早くも6人(Wセンターを含む)がセンターを担う。デビューシングル『スキ!スキ!スキップ!』(13年3月リリース)では、1期生ではなく2期生の田島芽瑠が抜てきされ話題を集めた。8thシングル『最高かよ』(16年9月リリース)では正規メンバーに昇格してわずか4カ月の松岡はながセンターに。劇的な世代交代が進むかと思われたが、9thシングル『バグっていいじゃん』では指原莉乃がHKT48のシングルでは初のセンターに選ばれるなど、常に驚きがある

 「メンバーの日頃の頑張りを、できるだけ多くの観点で判断していますが、最終的にはその楽曲のイメージに合うメンバーを抜てきしているつもりです。意識して毎回サプライズを用意しているわけではありません。メンバーには、いつ選ばれてもいいように常に準備をしておきなさい、と伝えています」

 AKB48グループの他の姉妹グループと比べて、HKT48が得意としており、全国区での人気者になっていくために、大きく貢献しているのがテレビの冠バラエティだ。HKT48には知名度の高い指原が所属していることから、地元での初冠番組『HKTバラエティー48』が始まった4カ月後の12年10月から、在京キー局での初冠番組『HaKaTa百貨店』が放送開始。13年1月からは、現在も放送中の『HKT48のおでかけ!』(TBS系)がスタートした

 「HKT48はみんなで成長してきたグループなので、冠バラエティではできるだけ多くのメンバーが交代で出演できるような構成を意識しています。『HKT48のおでかけ!』では、MCの後藤輝基さん(フットボールアワー)が温かい目線でメンバーを見てくださり、本村碧唯(あおい)から始まり、山下エミリーや最近では松岡はななど、メンバーの良いところを引き出してくださいます。この番組を通して、全国区で注目を集めるきっかけを作っていただいているメンバーも多いです」

 地元・福岡でのローカル番組と関東地区両方で冠番組を放映し、個々のメンバーの魅力をアピールすることを早くから続けた結果、HKT48は16年の選抜総選挙で姉妹グループとして最多となる、指原莉乃(1位)、宮脇咲良(6位)、兒玉遥(9位)の3名が選抜メンバー入りしましたね
タグ:HKT48

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