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ガリチュウ福島 [芸能]

船越英一郎、ダレノガレ明美、貴乃花元親方など、数々のものまねを披露してブレイク中のお笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成。昨年11月に、架空の中学校である“福善東中”の卒業アルバムと同級生のその後の卒業ストーリーなど、総勢140人以上を1人で演じたものまね本『哀愁 ガリットチュウ福島の人生劇場』(ヨシモトブックス)も発売され、今でこそ順風満帆に見えるが、ブレイク前は「本当に貧しく、何回かやめようかと思ったほど(福島)」だった。当時妻が通帳を見て「やばいどうしよう」と泣いていたという過酷な貧乏エピソードから現在の心境、ものまね誕生秘話まで直撃したそうです

■月収4万円、やりくり上手の妻の内助の功

 ガリットチュウは福島善成と熊谷岳大によるお笑いコンビ。吉本興業の東京NSCの2期生で、1期生には品川庄司、3期生にはトータルテンボスや山田ルイ53世がいるもの、2期生は辛酸を嘗め続けた芸人が多く、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でも「泥の97年組」でくくられたほど。苦節20年、今は引っ張りだことなっているが、それまでの間、どんな想いで過ごしていたのだろうか。

「今から大体8年前、2人目の子どもができた頃が一番しんどかったですね。当時の一週間の食費は700円。実家から送られてくる米と、安い廃棄ギリギリの野菜や5円のもやしで暮らしていました。電気代も最も高い時で4,900円。夏は熱中症にならない程度の扇風機や水風呂、冬は着込んで過ごしていました。“夏は暑く、冬は寒いが当たり前”と思い込んでましたね」(福島/以下同)

 すべては「嫁のやりくり上手」。自身の誕生日の時にはお金が700円しかなく、妻は「私が服を売ってくるから」と優しさを。袋いっぱいに自身のコートなどを売りに行ったが「55円にしかならなかった」という。子どものよだれかけは妻のパンツをキレイに洗濯して再利用。酢からオリジナルシャンプーを作ったり、米のとぎ汁を洗顔に使用したりの妻に「頭が上がらなかった」と福島。

「新宿から当時の自宅の川崎まで3時間半かけて歩いて帰ったりもしてました。家もボロボロで小さくて、あまり悪口を言わないもう中学生が思わず『コンパクトハウスだ…』とつぶやいたほど。子どもの誕生日には嫁と連携プレイを。子どもの夢を壊したくないので『なんでも好きなものを買っていいよ』というのですがデパートで8,000円ぐらいの玩具がいいというと『それで長く遊ぶかな?』と。次に5,000円だと『遊んでも楽しくないと思うよ』。どんどんダンピングして500円ぐらいになった時初めて『あ、それは遊ぶね!』というんです(笑)。こうした話を僕はネタとして話すのですが、先輩たちは涙ぐんじゃって。『お前、泣かそうとしてるのか!』と怒られます」

 最も少なかった月の月収は4万円。1期生や後輩たちが売れていくのを見ながら、少なからず悔しさもあった。せめてバイトでもと思い立ったこともあったが、妻に「その数時間でギャグ作りなよ」と励まされるなど、まさに内助の功がそこにあった。つまり、それほど妻に愛されていた……?

「いえ。嫁は僕の芸にはまったく興味がないんです。男前を見ている方がいいって。徳井義実が好きだって(笑)。ああいうスタイリッシュな笑いが好きなんだそうです」

■ものまね誕生秘話と現在のブレイク。家のインテリアに「造花2つ増えた」
 だがそんな福島にも転機が訪れる。3年ほど前に船越英一郎のものまねをSNSにアップしたところ「そっくり!」と話題騒然。ネットニュースになった。

「20代の頃、雨上がり決死隊の蛍原(徹)さんの奥さんが僕のことを陰で“船越”って呼んでたらしいんです(笑)。ピンと来てなかったんですが30代後半に入り、“言われてみたらそうかも”と思ってメイクをしてみたらすごい似ちゃって。ネットニュースになってから突然仕事が入り始めました」

 以後、ダレノガレ明美や貴乃花親方らのものまねも大ヒット。「ダレノガレさんは最初はすごく似せようと思ったんですが、僕のような体型(身長180cm、体重82kg)のやつがやるからギャップがあって面白いかな、と。それは関ジャニ∞の横山裕くんとかイケメン系も同じ。貴乃花元親方は学生時代から似てると言われていたのですが、息子さんの花田優一さんのものまねを含め、お2人からお墨付きをいただけたのはうれしかったですね」

 現在のブレイクに「めちゃめちゃうれしい」と笑顔の福島。「家族も喜んでいますが嫁はブレないですね。今も中学時代のジャージを着てますし、お弁当に玄米のおにぎりを、飲み物は水筒にびわ茶などを入れて持たしてくれています。近所の友達が家に遊びに来るのですが『こんなに売れてるのに、家の中で変わったのは、造花が2つ増えただけかよ』ってバカにされて(笑)。嫁も『今は売れてたって、どうせ(すぐダメになる)』と笑っていますし、今も僕にあたりがきつい。ネタでよく言ってますが、家でのヒエラルキーは嫁、子ども、飼い犬、僕の順番です(笑)」


■相方・熊谷とは険悪?「仲が悪いけどコンビを組む……これが本当の愛」

 ブレイクしての変化はもう一つある。福島が相方の熊谷を罵倒するのはよく見られるネタで、一昨年ぐらいに熊谷から解散も示唆されていたそうだが、仕事が増えた今、ついてきてくれるようになったという。

「去年の夏ぐらいまでは本当に嫌いだったんですよ(笑)。『俺の方が面白い』と格好つけたがるし、大酒飲みだし、遅刻も多かったし。でもね、腐れ縁じゃないですけど、俺たち、いつのまにか夫婦のようになってて。仲が悪いけどコンビを組む……これが本当の愛じゃないですか? 今はアイドルも芸人も仲がいいのが微笑ましいという風潮がありますが、俺はそれをぶち壊していきたいんです!」

 そんな福島が来たる2月23日からお笑いソロライブ『ガリットチュウ福島の哀愁プンプンLIVE』を開催する。

「昔から錦糸町にいた面白い人とか渋谷で見た濃いキャラとかメモってましたが、そこから出た“こんなところにこんな人いるよね”という哀愁ものまね新作を20本、船越英一郎さんやダレノガレさんのネタもやります。芸歴23年になりますけども、これまでやってきたのは皆さんのおかげですし、嫁のおかげでもあります。それをちょっとでもお返しできたら」

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