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夏目三久  ホラン千秋 [芸能]

4月にリニューアルされた朝の情報番組「あさチャン!」(TBS系5:25~8:00)だが、視聴率は3~4%と変わらぬ低迷ぶり。その一方で同じTBSの夕方の情報番組「Nスタ」(15:50~19:00)は、王者「news every.」(日本テレビ系15:50~19:00)を追い抜かんばかりの勢いを見せている。

 同じテレビ局の同じような番組であるから、内容に大きな違いはないはずである。とすれば、キャスターが視聴率のカギを握っていると言えるが

 4月24日に行われたTBSの定例会見でやり玉に挙がったのは「あさチャン!」だった。

〈……新年度は、上期第1週で、3年5か月ぶりにG・P帯でトップを獲得。スタートダッシュとしては幸先の良いものとなった。4月のドラマは3作品すべて、スタートが順調だったと思う。『あさチャン!』など朝の番組をはじめ、全日帯の番組を強くして、多くの人に支持される情報番組を作っていくのが、変わらぬ我々の目標だ〉

「佐々木卓社長の言葉は大人しいものですが、朝の番組がもっと数字が取っていれば全日帯も視聴率トップとなり、たとえ1週だけでも3冠だって夢ではなかったと言いたかったんじゃないでしょうか。それほど、TBSの『あさチャン!』から『ビビット』(8:00~9:55)へと繋がる朝の情報番組は低調ですからね」(他局幹部)

「あさチャン!」は「朝ズバッ!」の後を受けて14年3月31日にスタート。当初より、フリーアナの夏目三久(34)をメインキャスターに据えた番組だ。

「『あさチャン!』は番組が始まってひと月も経たないうちに、当時の社長がテコ入れを指示するなど、TBSにとっては常に頭痛の種でした。一時は5%近くまで上がったこともありましたが、それでも民放(テレ東を除く)最下位は変わっていません。『朝ズバッ!』が視聴率10%を上回り、同時間帯で民放1位だった頃のメインキャスターが、みのもんたさん(74)だったことを思うと、夏目アナの責任は大きい。彼女は、大阪出身のせいもあって標準語を話そうと意識しすぎているようで、どうしてもモゴモゴ話すように聞こえる。滑舌が良くないのが弱点ですね」(同・他局幹部)

 そうはいっても、彼女がキャスターである「真相報道 バンキシャ!」(日本テレビ系)は、視聴率15%超とかなり好調だ。夏目のせいにばかりできないのでは? 

「『バンキシャ』は隣に古巣日テレの先輩である福澤朗アナ(55)がいますからね。日テレの局アナ時代の『おもいっきりDON!』(2009~10年)ではメインが中山秀征さん(51)だったように、彼女は壮年の男性をメインにおいたサブ的な位置にいると数字がいい。メインをやるのはなかなか厳しいということでは。やはり、有吉弘行(44)との結婚報道をうやむやに終わらせてしまって以来、女性から好感を得られていないようです。所属事務所からの縛りもきついようで、外部との接触も禁じられているとか。日テレ時代から仲の良かった女子アナとも音信不通といいます。いまや“事務所のかごの鳥”になってしまったようで、メインキャスターなのにぶっちゃけ感を打ち出すこともできず、視聴者は親近感を感じられません」(同・他局幹部)

 それでも、彼女をメインに置いておくのはなぜなのか。

「彼女の所属事務所には堺雅人(45)がいますからね。堺と言えば『半沢直樹』(13年)であり、TBSとしては、夢よもう一度! があるわけです。目をつぶるしかないかもしませんね」

朝っぱらから頭を抱えるTBSだが、半日後には顔もほころぶらしい。夕方の「Nスタ」が17年4月のリニューアル後からジワジワと勢いをつけ、いまや民放首位の「news every.」に迫っているという。

「4月26日には『news every.』の視聴率8.7%に対し、『Nスタ』は7.4%と完全に射程圏内に入れてきました。リニューアルで何が大きく変わったかと言えば、キャスターにホラン千秋(30)を起用したことです。アイルランド人の父と日本人の母を持つハーフで、ドラマデにビューは戦隊モノ。ローラ(29)を筆頭に中条あやみ(22)やダレノガレ明美(28)、不倫前のベッキー(35)など、日本人のハーフ好きにもぴったり。また“戦隊モノ出身者は当たる”という定説にも当てはまります。男性では要潤(38)や佐藤健(30)、竹内涼真(26)、女性では高梨臨(30)や中川翔子(33)もいます。それらの条件にはまったのかもしれません」(同・他局幹部)

 ホラン千秋といえば、顔は知っているけれど、アナウンサーか女優か本業がよくわからない、という声もある。芸能記者が語る。

「キッズモデルをはじめたのが5歳の時。歌手になりたくて現在の事務所にオーディションを受けて入ったのが中学生の時です。しかし、事務所の同期にはPerfumeがいて、実力の違いを見せつけられて断念。女優として『魔法戦隊マジレンジャー』(テレビ朝日系)の悪役でデビューしますが、そこでも同世代の女優と比べて大きな仕事が来るわけでもなく焦っていたそうです。大学へ進学し、3年の時に役者として学ぶためにアメリカへ1年間の留学をしますが、ここで考え方が変わったようです。伝える仕事がしたいと思いようになり、帰国後に民放の就職試験を受けたそうです。アナウンサーと制作で民放キー局を受けましたが、全敗だったといいます」

 だが転機は大学卒業後、すぐにやってきた。

「11年に大学を卒業し、その年の10月スタートの深夜の経済情報番組『ビジネスクリック』(TBS系)と朝の情報番組『ULALA ナナパチ』(TOKYO MX)のオーディションに合格し、MCを担当。それが目にとまって『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のキャスターに抜擢されたそうです」(同・芸能記者)

 前出の民放幹部も回想する。

「その後、中山秀征さんの『シューイチ』(日本テレビ系)に出演したんです。当時の共演者に聞いた話では、最初は下手だったけど、だんだん慣れてきて、それを見たTBSの報道からオファーが来たんだそうです。彼女は両方やりたかったみたいだけど、事務所は帯番組をやらせたかったみたいで、日テレには仁義を切って、TBSの『Nスタ』を選んだそうです」

 アナウンサーとして就職はうまくいかなかったもののキャスターとして成功しつつあるホランと、新卒で日本テレビに入社しながら現在フリーアナとなった夏目――人世いろいろである。

週刊新潮WEB取材班

2019年5月5日 掲載

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